建築家職能基本五原則

建築設計事務所とは・建築家とは

建築や環境が文化の形成に占める重要な意味を認識し職能を通じて社会の進歩
と発展に寄与しなければならない

建築主に対し設計と監理の業務を通じその期待に応えると共に地域社会の信頼
と理解を得るように努めなければならない

施工者に対し設計意図の理解を求め誠意をもって校正に工事を監理し所期の目的
の達成をはからなくてはならない

自らの業務に対し常に知識をたかめ技術を鍛錬し公益の立場に立って最善を
尽くさなければならない

互いに友情と信頼を深め業務上の責任を自覚し連帯の精神をもって職務を全う
しなければならない 

             

建築家は、安全で快適な環境と総合的空間の創造に努め人間愛に基づく理想を掲げ、
ひろく人々の共感と理解に支えられて、美しい社会文化の形成に貢献する。

1.公共への奉仕の精神を根底に持ち自らの業務を通じて社会全体の利益の為に
  尽くす

2.専門的学識に裏付けられた資質、識見を有し知的技術及び能力の研鑽を常に
  行い依頼主及び社会の期待に応える

3.自らの職業が社会環境と文化の向上の為の校正な担い手であることを自覚し
  企業の論理や資本の摂理に拘束されない自由で独立した立場を堅持する

4.自らの業務によって営利を追求することを第一義とせず建築創造行為に専念  
  することによって結果として適正な報酬を得る

5.職能団体に加入し団体によって定められた倫理規定及び行動規範を尊守する 
  ことを自ら宣言(Profess)し良心に基づいて行動する

建築設計事務所憲章